お知らせ
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作成日:2022/10/17
災害から身を守る情報にはどのようなものがある?



 

 気候変動の影響もあり、近年自然災害による被害の範囲が広がっています。身の安全を守るためには、早い段階で避難することが大切ですが、なかなか行動に移せないケースも見られます。危険度の把握や避難の判断に大切な、災害関連の情報についておさらいしましょう。

 

●警戒レベル4までに安全な場所へ全員避難

日本では夏から秋にかけて台風・豪雨が発生しやすくなります。それによって引き起こされる河川の氾濫や土砂崩れなど、ニュースで目にする機会が増えるのもこの季節です。自分が住む地域もいつ自然災害に襲われるか、不安を抱えている人も少なくないでしょう。

台風・豪雨時に市区町村から出される避難情報(警戒レベル)には5段階あり、それぞれに当てはまる状況や、住民がとるべき行動は以下の通りです。

警戒レベル1:今後気象状況悪化のおそれ。災害への心構えを高める。

警戒レベル2:気象状況悪化。自らの避難行動を確認。

警戒レベル3:災害のおそれあり。危険な場所から高齢者等は避難。

警戒レベル4:災害のおそれ高い。危険な場所から全員避難。

警戒レベル5:災害発生または切迫。命の危険、直ちに安全確保!

 

 気象庁や市区町村によって出される避難情報等では、「大雨・洪水注意報」は警戒レベル2、「避難指示」は警戒レベル4に相当します。警戒レベル5はすでに安全な避難ができず、命が危険な状況で、そのうえ必ずしも発令される情報ではありません(市区町村が災害の発生・切迫を把握できた場合に可能な範囲で発令)。

 警戒レベル5の発令を待っていては、避難のタイミングを逃してしまうリスクが高まります。そのため警戒レベル4までに、必ず安全な場所へ避難することが、内閣府防災ホームページ等で強調されています。

 

●気象庁の「キキクル(危険度分布)」も情報収集に有効

 同じ市区町村内でも河川沿いや崖の近くなど、地域によってリスクの種類は様々です。避難の判断が遅れないためには、ハザードマップ等で住んでいる地域の危険度を把握しておくほか、迫っている災害の情報をキャッチすることが重要です。

有効な情報収集の手段の一つとして、気象庁が公開している「キキクル(危険度分布)」というページがあります。このページでは大雨などによる災害の危険度が、地図上に5段階で色分けして表示されています。情報は10分ごとに更新され、危険度の表示を土砂・浸水・洪水の3つから切り替えることが可能です。

 さらに「キキクル(危険度分布)」では住所を登録しておけば、その地域が危険になったら自動的にスマホへ通知されるサービスも展開しています。こうした事前準備の積み重ねが、災害から身を守る決め手になるかもしれません。

 

【参照】内閣府「台風・豪雨時に避難情報のポイントを確認し避難しましょう」

https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/pdf/point.pdf

 

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